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スマロッカ家は、スペインの北東部の銘醸地ペネデスにて、1983年よりワイン造りを始めました。現在、畑は約500haを所有。栽培者として常に好奇心を持って、次々と新しい栽培方法を研究し続ける、この地域のパイオニア的存在です。
全てのワインに自社畑のブドウのみを使用し、栽培から醸造、瓶詰めに至るまで一貫した徹底管理を行います。これはクオリティの追求には欠かせないポイントです。 ワイナリーは最新の設備でセラーも拡張。伝統は守りながらもそれだけにとらわれない実力派、注目の生産者です。
スマロッカ家は以前ピレネー山麓でブドウ栽培を行っていましたが、1980年代初めにペネデスにやってきました。当時は約60haからスタートしましたが、1999年、土地の貴族であるモニストロル公爵から400haもの畑を購入します。
公爵はお金に困り、所有する畑の中で最上の部分をこっそりスマロッカ氏に売却したのです。最大手のスパークリングワインメーカーも購入の意思があり、スマロッカをはるかに上回る金額を提示しましたが、公爵はスマロッカ氏との約束を守ったといいます。
スマロッカ社のワインはこのエリア最上の畑のブドウから造られています。歴史のある畑だからこそ、平均樹齢が高く、樹齢90年以上の樹も多く残っています。現在、ペネデスの自然環境に適応する固有品種に集中し、2014年から全ての畑を有機栽培に転換、2018年からオーガニック認証です。
畑で羊を飼い自社コンポストを造ったり、銅の使用量が少ないカビ菌耐性品種に挑戦したり、出来る限り自然に近い栽培を目指しています。
スマロッカ社のカバが高い支持を受ける秘密は、「フリーランジュースの高比率」、「規定より長めの瓶内熟成」、「ドサージュ(加糖)の少なさ」という贅沢な造りにあります。発酵に使うブドウ果汁は、トップキュヴェのヌリアで100%、通常のカバでも50~60%のフリーランが使用されています。
また、レセルバクラスの熟成における法的規定は最低15カ月ですが、スマロッカでは20カ月以上瓶熟させ、このレセルバクラス以上のカバには、エチケットに「SUMARROCA」のロゴが印字され、その品質を保証しています。
エントリータイプのブジョニスでも10~12カ月という長い熟成期間です。打栓後は、味わいを落ち着かせるため、6カ月保管してから出荷しています。それゆえ、長期熟成由来のデニッシュのような風味に心地よい泡、ベースワインの果実味が相まって、ユニークで非常に美味しいカバとなるのです。
輸入業者の資料より抜粋


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